国交省からの補助金減、町財政に多大な悪影響。私はそう問題提起している。実際、年々町財政は膠着(こうちゃく)してきている。

ところが、西村新町長誕生、久芳前町長の財政政策に触れた西日本新聞の記事を読んで首をかしげた。紹介する。

 
 西村勝氏町長当選を報じるある新聞の記事に、久山町の財政力指数が県内でもかなりいいとの記事。久芳町政の成果と言えるような書き方だった。残念ながらそれは違う。繰り返すが、久山町の財政は膠着状態である。

      財政力指数と経常収支比率

はっきり言って、財政指数について記者が何を重視するかで見方が異なってくる。9月議会の決算、我々議員の複数が「膠着状態」の町財政を心配した。これは、経常収支比率を重視したからだ。これは、


経常収支比率= 経常経費に充てた経常一般財源を経常一般財源で割って計算する比率。



家計で言うと、食費やローンの支払い、子供の教育費、保険料等を差し引いて自由になるお金がどれだけあるかという比率。これが久山町は年々苦しくなっている。それを私を含め複数の議員が問題提起した。それは、添付の決算書にあらわれている。


          お隣、篠栗より財政状況いい?

ところが新聞では、久山の財政力指数が抜群に県内でも高いとべた褒めしている。これは正直驚いたし、面食らった。これは、県が人口や道路橋梁費、面積、病院の数やいろいろな要素から計算しているよう。だが、私はこの算定台帳をみても、正直イマイチわからない。ただひとつ言えるのは住民税や法人税と言った税収が着実に入っているということのようだ。企業からの法人税収入が堅調だった要素が大きいよう。この点、新聞記事を添付しているが、久山よりも元気な町に見える篠栗町の方が厳しい書き方をされているのが興味深い。

財政力指数というのは、確かに自治体の財政状態を推し量るひとつの指標と言えるかも知れない。しかし、ここ数年、特に議会での決算監査的な見方からすれば、町財政は減退してきている。財政力を判断する指数はいくつかあるが、どこに視点を置くかで見方がかわる。

もう一つ、財政力指数について言うことは、この指数には国からの補助金・交付金は計算に入っていないということ。言い換えると、「国の補助金・交付金に頼らなくていい度合いの率」とも言えるかも知れない。この率が高くなれば(▷数値が限りなく「1」に近づけば)、国からの交付金は減らされる。これが今の久山町財政担当者らのジレンマにもなっている。本当は財政はきつい。先の財政担当者も「きつい」と議会で吐露する場面もあった。しかし、久山は財政力指数が高いという算定で、国から地方交付税等を逆に減らされている。因果なものだ。ゆえに、町民は決して財政に安心できる状況ではないことを知ってもらいたい。



西日本新聞2020.10.18 西村町長当選を伝える西日本新聞記事 2020年10月18日

西日本新聞2020.10.28 久芳町長任期満了退任を伝える西日本新聞記事 2020年10月28日

財政力指数 久山町 久山町の財政力指数算定の元になっている県のデータ(令和元年度 市町村分地方交付税算定台帳:県のHPよりダウンロード)

令和元年度決算 経常収支比率 久山町令和元年度決算書 経常収支比率 赤枠が久山町の比率 郡内で篠栗町に次ぐ悪さ

西日本新聞2020.11.11篠栗・三浦町長5選HP用 
篠栗町・三浦町長の5選を伝える西日本新聞の記事
久山より元気な町に思える篠栗だが「法人税収が久山町の半分しかない」、
「安定的な税収」、これが財政力指数を算定するひとつの大きなポイントでもある。

山の神「町長宅の土地」編集済み 山の神交差点周辺図 
(「久山道の駅事業」予定地跡*まだ新県道開通前の図) 
 平成27年12月議会最終日松本世頭2-1 平成27年12月議会最終日松本世頭2-2 平成27年12月議会最終日
「立木補償をめぐる松本世頭議員の答弁」会議録


序章:久山道の駅事業これまでの流れ
佐伯の議会報告「検証:山の神の土地」より④ウラ

ここでは町長の「断念偽装」を取り上げているが、ここまでの流れをもう少し説明するとこうなる。

⑴一旦は議会で5:4で承認され、「久山道の駅事業」が動き出した(平成26年3月議会)。佐伯も承認。住民説明会も8カ所で開催。しかしその後、不備がいろいろ発覚し、県とのトラブルもわかった。

⑵佐伯は「危険と判断」、反対に回り逆に関係予算が5:4で否決(平成26年6月議会)。事業はストップ。以後議決をめぐる5:4の攻防が続く。

⑶久芳町長、一旦予算を承認されたのだから、事業は進めますと宣言(平成26年11月全員協議会にて)。私を含めた「事業慎重派」は異議。

⑷平成27年3月議会前、町は事業予定地山の神の5040㎡の土地を購入。

⑸議会にて関係予算が3度続けて否決。町長は平成27年12月議会の冒頭で突然事業断念宣言。国交省に当初の補助金予算を返還する手続きに入る(注:「補助金目的外使用」での補助金返還とは違う状況)との説明。


令和2年3月議会最終日 議会は「山の神の5040㎡の土地の利活用を」と町長宛に決議文を提出。しかしこの場所はいわく付きの場所。平成26年3月から丸2年、「久山道の駅事業の賛否をめぐり議会で5:4の議決攻防が続いた。その間町が購入したこの場所は、当初議会が承認したAの土地とは違うBの土地(▷添付の松本世頭議員の発言会議録からも町が当初議会が承認した土地とは違う場所の土地を購入したことがわかる▷当初議会に示した土地とは違う土地を買ったことで久芳前町長宅の土地が隣接となった)。その後、佐伯の独自調査で前久芳町長宅の隣接が判明。議論期間中その事実は伏せられていた。不透明さだけが残っただけでなく、土地の利活用提案議員の名義の土地も存在することもわかった(▷楕円形部分「ここ」の場所)。



久山道の駅事業(=観光交流センター事業)」。上久原山の神信号交差点そば(当時は新県道は開通しておらず三叉路)に計画され、丸2年間にわたる議会での5:4の議決攻防が繰り広げられた末、平成28年3月、事実上断念となった。この間、事業予定地として町が購入した5040㎡の土地に久芳町長(当時)宅の土地が隣接していたことがずっと伏せられていた。そして断念後、この久山道の駅事業への検証がなされぬまま。
今回、この土地の活用への動きが出てきた中、この「町民の税金で購入した」5040㎡の土地の町民への説明が必要であろう。まず第1に、この場所の土地の購入は「議会は承認していない」のだから。当初、私も含め5:4で承認した土地はこの5040㎡の土地ではなかったのだから。これについては追々述べていく。まずはアットランダムにテーマを決めて話していきたい。


第1回 幻の要望書案
160219要望書(案) 数名の内諾を得ていた「幻の要望書案」   
④令和2年2月4日号ウラ久山道の駅事業5:4の攻防の大まかな流れ(議会報告令和2年2月4日号より)

 
  もしこの文書が提出されていたら・・・道の駅は?

久山道の駅事業をめぐる2年にわたる議会での5:4の攻防、ブログ「これまでの議会報告④令和2年2月4日号ウラ面」に概要を書いておりますのでそちらをご覧いただきたい。
ここでは幻に終わった議長宛「要望書」の案のことを紹介したい。平成28年2月19日の日付で、当時の木下康一議長へ提出するつもりだった。

町長と取り巻きの「ソンタクズ」は町長に一旦事業断念宣言させて、土壇場で「5:4」の議決の力関係をひっくり返し、事業を遂行する手立てを整えていた。私はそのからくりに気づき、当時まだ意思の疎通が出来ていた複数の議員らにからくりを説いたが、「まさか、そんなことまでやって来ないだろう」と信じてもらえず。このままでは、これまで4回「道の駅」予算を否決してきた5:4の力関係がひっくり返されてしまう。そこで、一旦は町長が「事業断念」を宣言したことに対し、それを肯定し、議会としての未来を見据えた動きをしていこうという「要望書」を「予算否決組」5名連名で提出することで、後々、「正当性」を主張できると考えた。これがその「案」である。

これは「事業断念」のふりをして土壇場の「動議提出」で5:4の逆転マジックを画策しようとしていた久芳町長と木下康一議長への牽制にもなるはずだった。

ここに、令和2年2月4日発行の議会報告にも書いているが、このからくりを当時の「道の駅慎重派」にいくら説いても「まさかそこまではやらんやろう」と信じてもらえなかった。そんな中、苦肉の策で用意したのがこの要望書案。これを「5名連名」で提出しておけば、町長側の秘策が実行されたとしても、町民に対しこちらの「正当性」を主張できると考え、私が用意したもの。集まった「事業慎重派」らから、この妥協案に半信半疑ながらも署名の内諾を得た。ところがメンバーの1人がこの会議の時間を間違え、この場にいなかった。私がその議員を説得することになったのだが、1対1の説得ではグループ内のプレゼンと勝手が違い、ついに他の議員のように理解を得られることが出来なかった。

私は議会報告にも書いているとおり、その後、新聞記者に手紙でからくりを解説した手紙を投函することになったのだが・・・もしその議員が他のメンバーと一緒に話を聞いていてくれたら、おそらく署名を断ることはしなかったのではと思う。そうなったら、一旦は町長派の秘策で、5:4の逆転、久山道の駅事業遂行と一旦はなっていたはず(実際の所、なぜ秘策を用いる前に断念となたのかは、担当者だった西村勝町長に聞いてみたいが)。「1事不再議の原則、「1つの事案を同じ議会で2度審議しない」の原則で、無効を訴えることも出来ない。かえって、そういった「強引さ」を町民の眼前にさらしておいた方が町民の審判を受けやすい状況だったかも。「たら、れば」の話は尽きないが、「山の神の土地」の議論もまた違った展開になっていたのではないかとふと考える今日この頃である。




第2回 「山の神の土地活用」と久山町長期町づくり計画特別委員会


添付データ

平成27年9月議会前提出予定だった幻の100条調査委員会設置案
*100条調査委員会とは・・・地方自治法第100条に基づく設置のためこう呼ばれる。強力な調査権を持つ。

▷幻に終わった理由は佐伯の議会報告(ブログの⑮令和2年10月7日号表面を参照を)をご覧下さい。
4枚1セットで準備。閉ざされた町の風土を変えるべく議会の持つ特性を活かした提案になるはずだったのだが・・・町の改革のタイミングを逸した。これが出ていたなら、国交省との関わりも道が開けたかも。その後の西鉄バスの撤退も違った形になっていたと思われる。残念。
決議案鏡

決議文の提出

決議に関する決議
委員の構成は黒塗り。明確な規定がなかったこともある。

100条調査内容案 
「公人」以外と個人情報に係わるもの、一部の数字は黒塗りとした。しかし、このリストを作成した平成27年8月24日時点で元政策推進課課長S氏=現副町長 佐伯久雄氏を意見聴取の対象者としている点に注目を。

追記 2020.12.21
「会議出席要求」には乗らず、一切議会側の土俵には上がらなかった。これを知人に話したところ、「出なきゃダメだよ。出ないととがめられる、口実になっちゃう」と助言してくれた。しかし、筋書きはもう決まっていたのだ。議場で議会事務局長は確かに佐伯久雄副町長にメモを渡し、アシストした。みんな議員も執行部ももちろん久芳町長も見てる前でだ。それをあえて久芳町長が「そんな事実はない、言いがかり、パワハラだ。議会はしかるべき措置を」などとやり、議運に私を呼んで話を聞こうという…この時点でもう「久芳菊司劇団」の茶番が始まっているのだ。後で調査委員会の議会事務局長からの聞き取りコメントみて、予想通り、まぁこのレベルだろう。会議、出なくて正解だったな。のこのこ議運に私が出て行って「違うんです、信じて下さい」みたいにやるのは滑稽。議会がネット中継されていないことをいいことに仕組んだ「ままごと」に乗っかる必要はない。彼らの土俵にのれば、いい気にさせてしまう。どんな結論を出してくるか見てやろうという意図だった。議員辞職決議案?…救いようがない。彼らの心理を想像してみたが…江戸時代以前だというより、ガキ大将の集団が集まって悪さして、「後俺ぁ知らねえ」と誰も一人で責任とりたくなくてちりぢりに逃げていくような、そんな感じ。昔、ケンちゃんシリーズなんてTBSテレビでやってたが、あの悪ガキレベルが久山町の議会・策に加担した一部職員の感覚だろう。嘆かわしい。



町の違法行為を追及する立場の人間への追及される側の恐れ。


決議案提出~可決の理由はひと言で言えば、「佐伯勝宣が邪魔である」ということ。それは、町長選においてもそうだし、追及している町の違法行為「補助金目的外使用」や利権をめぐる「山の神の土地」(旧久山道の駅事業)の問題もそう。
用意周到にストーリーに乗せた感がある。一つ一つ検証しなければならない。

第1回「副町長隠し」・・・やはり補助金転用の肝の部分を知ってる

○添付データ
 ・西日本新聞記事(令和2年9月18日)
 ・決議文(議会最終日の朝配布)
 ・ひさやま議会だよりNO.79記事
  ・音声データ(▷議会事務局から配布の一般質問音声CDより)
   注)音声は事務局から質問該当議員へ配布のもの。オープン
   な議場でのすでに会議録も作成され公開されている内容のものです。

 ・議会会議録(令和2年6月4日一般質問)
 ・ABC論法図面解説
  *また「アルバム」佐伯勝宣議員辞職勧告決議案提出~可決の投稿写真も参照を


佐伯勝宣議員辞職決議案決議文西日本新聞R2.9.18scan-001

◎音声データ200604佐伯久雄副町長答弁
(▷下部の会議録も参照を。*議会事務局が一般質問した議員に配布したオープンな議場での会議録も作成されている音声データです。)( .wav / 7.3MB )

佐伯久雄副町長答弁 R2年6月議会会議録 - Hp用マーカー会議録  

町長・副町長2人がかりの連係プレーでの論点ずらし答弁

西日本新聞(令和2年9月18日)の記事に「佐伯勝宣が議会事務局長にあてて出した文章がパワハラにあたるとして」とある。まず、なぜ私が局長あてに文書を出すに至ったのか。これは「補助金目的外使用」の追及の組織内の関係が大きく係わっているのだが、順番に整理したい。

本来こういう暴挙の説明は経緯から入るのが普通かも知れないが、大まかな経緯・流れは第3回で「覚書」として紹介する。この「副町長隠し」から入ることは、唐突間があるかも知れないが、かなり重要な部分。付いてきてもらいたい。



まずブログ「これまでの議会報告」から「⑨令和2年6月10日発行号」オモテ面左上の見出しをみていただきたい。

⑨令和2年6月10日号オモテ

 副町長の見出し記事。まず町側はこの見出しにあわてたとみる。平成26年発覚の「補助金目的外使用」の違法。これまで久芳町長は佐伯久雄副町長への答弁指名を徹底的に拒んできた(▷平成21年の「転用時」の担当課長であり、転用先の子育て支援センターの所管課長も前年度まで務めていた。転用の肝の部分を知っている立場)。実際、今回添付の会議録・音声データからも、いつものように副町長に答えさせないで終わりそうな気配だった。それが今回は催促するとなぜか、副町長に振った。それが・・・私が6/9議会事務局長へ文書を出すきっかけとなるやり取りにつながることになった。
久芳町長の退任表明と西村氏の出馬表明の関係もある。追々述べていくが、いろんな要素「1回くらいなら副町長に振ってもかわせる」狙いがあったよう。今回は割愛する。



このからくりについては、添付のABC論法絵図で述べている。答えたことにならない。以後は「もう副町長は答えた」で押し通すアリバイとなってしまう。

まず言っておくことは、①佐伯久雄副町長は公人である。一般職員ではない。アルバム覧に投稿している久芳町長が議会宛に諮問した文書に、私の職員に対する侮辱発言の旨の文言があるが、彼には当てはまらないと言える。ましてや、②補助金適正化法違反「目的外使用」の責任担当課長だった。③これまで一般質問答弁指名を徹底回避。私の質問権をずっとないがしろにしてきた。やっと答弁したかと思いきや、論点ずらし。言論の自由の中でもルールは守らないといけないが、どこが私を批判できる要素があるのか、ということである。追及される側、久芳町長サイドの焦りの表れ、「目的外使用」の実態がそれだけ深刻なものであるというほかない。



佐伯久雄副町長は、国交省の補助金転用の平成21、22年時、政策推進課(魅力づくり推進課の前身)課長であったばかりでなく、補助金の違法転用先である健康福祉課の課長を前年度まで務めていた。老朽化と子育てスペース確保の対策が課題だった子育て支援センターの問題を熟知する立場、「補助金転用の肝の部分」を知る立ち位置の人物。平成26年の会計検査院による「目的外使用」の指摘時、すでに定年退職で役場を離れていた。私が副町長という立場で役場に復帰した彼にこの「目的外使用」の問題を質さないことは逆にあり得ない。補助金適正化法違反となった補助金の子育て支援センターへの転用。国交省との弊害も生んだ「1984万円の国交省への返還」。町民・町に損害を与えた事実をどう考えるのか。


   ほんとに「メモのアシスト」はなかったの?

これまで佐伯久雄副町長への私の答弁指名を不可解な理由で頑なに拒んできた久芳町長だったが、この時は私の催促で、副町長のごく短い答弁があった。そのやり取り時の出来事が私が局長に文書を出すことに。今回、会議録と音声データ、ABCの論法の絵図でやり取りを解説する。


ABC論法絵図 佐伯久雄答弁ABC論法絵図

副町長は答弁前9秒の間がある。さらに音声データを注意深く聴いてみると、その間に「えー」という前置きが、何かに「はっ」となった様子がかすかだがわかる。0:56時、会議録では柿色の矢印表示の箇所)。私が6/9、「注意勧告」文書を出したのはこの時のことを書いているのだが。果たしてこの時、議場で皆何をしていたのだろう?そんな事実はなかったということなら、副町長の答弁時、皆そろいもそろって一斉に下を向いていたということなのか?


第2回 6/9注意勧告書と町長からの諮問、9/17の議場での弁明(しもん)

200609注意勧告書 HP用 ①令和2年6月9日 局長に手渡した注意勧告書
200625久芳町長による議会絵の諮問 ②令和2年6月25日 久芳町長が議会に諮問した文書
23849195-C3CA-469D-A7F3-0F6B238AC0CE ③令和2年9月17日議場での佐伯の弁明書2-1
200917弁明書2-2 ④      同議場での佐伯の弁明書2-2

言いたいことは多々あるが、いまこのHP上では割愛する。
①の文書を読んでいただければ、先に述べた「副町長隠し」とも重なって背景がわかってくると思われる。②の久芳町長の議会への諮問(しもん)は⑴追及への焦りと⑵町長選とのからみ、⑶勇退目に佐伯を叩くチャンス、議会側とのシナリオ通り、というところだろう。それは、私の「9/17辞職勧告決議案」への議場での私の弁明を見てもらえばその強引さ、ある意味計画の甘さがうかがい知れる。

*ひとつ言っておかなければならない。私は議場において、そして議会報告において、私への調査委員会を100条委員会と位置づけているが、実際は100条委員会ではないとのこと。訂正する。しかし、私は9/17議場で弁明の際、「これは100条委員会と捉えていいのかと確認したが、
議長は何も反応しなかった(議員辞職決議案と新聞社の取材膨張に緊張していたのか?議会事務局が議長に促すべきだったはず)。ゆえに、そのまま私が議場で弁明として読み上げた原稿,しゃべった内容をデータで掲載する。



これを読めばわかるように、①では「議員のバイブル」とも言える議員必携では議会事務局の位置づけを述べているが、町長が議会へ諮問する前に、「有事」の際、まず議長に相談し、議長が何らかのアプローチをするのが正道。その辺りの議会事務局長の位置づけを私は以前、町長経験者に聞いたことがある。そして今回の件があり、法律に詳しい人物にも確認した。ここでの私の弁明は正しいそうである。町長の議会への諮問「職員を守る」という言も違和感がある。

そして、私が局長へ文書を出したもう1つの背景は、議会報告に述べている。「目的外使用」追及とのからみだが、ここでは割愛する。

②の町長の諮問文書には佐伯久雄副町長へ私が侮辱したような記述がある。ちょっと待って欲しい。「国交省補助金目的外使用」担当課長として、補助金適正化法に違反し、国交省へ1984万円返還に至った、町へ損害を与えた担当者。しかも、これまで何度も答弁指名し公開質問状も出した(議員浪人時代、久芳町長と連名で)にもかかわらず、誠意を持った対応していない「公人」に侮辱発言?久芳町長は立場をわかっていない。笑止。不当であることは間違いない。きつい表現を受けるのは公人として当然。一般職員とは立場が違う。わざわざ出納印まで押印して重々しさを出していることも注目。後々検証すべき諮問文書であろう。

④の100条委員会について。私への「調査委員会」が100条委員会ではないのは先ほど述べたが、この議場の場で5年前私が用意していた「幻の100条委員会設置案」をかざし、披露した。私への「議員辞職決議」の背景は目的外使用への追及に焦る側の出来レース。私をおとしめるために新聞記者を呼んでおり、皆緊張していた。昨年3月議会の私への懲罰~戒告処分の弁明時のような妨害行為もなく(▷「戒告」の際は私の弁明を議長が2度もさえぎった。これでは議事録での私の発言がぶつ切り状態になることが狙い)、スムーズに言いたいことが言えた。町長の顔をみたら、記者が傍聴に来ている手前、一般質問の時みたいに「議長、止めて!」と禁じ手使うわけにもいかず(▷どこの議会、どこの町長もやらない恥ずべきこと)、黙って聞いていた。議会が調査委員会を設置するなら、私が提案しかけた「補助金目的外使用」の方だったはず(▷幻の100条委については「アルバム」を参照)。

第3回「辞職勧告決議」までの流れ

佐伯勝宣議員勧告決議案提出・可決の流れ(メモ) - HP用
6/4の一般質問から9/17 9月議会最終日、初めて私に「辞職勧告決議案」が出ていることを知るまでの一連の流れの覚書。

本来、こういった一連の経緯を頭に持ってきて説明するのが通常かも知れない。しかし今回、いろんな利害関係等根が深く、単純に流れを説明しても見えないところがある。ちょっと検証してみる。

1.異常な「会議出席要求」連発

ある意味、高齢の母に感謝しなければならない。こう言えばまた揚げ足をとってくる輩がいるかも知れない。しかし、母の九大での検査付き添いでやむなく7/2臨時議会を欠席することにした、その旨議会サイドに伝達した…この判断が、私をおとしめる手はずを整えていた議会・町長サイドに無理な形で強行させることになった。彼らも目算が狂ったことは間違いない。1度も私佐伯を彼らの土俵に上げることが出来ず「極論」を言い渡すことになった。後々検証できる事実・公文書を多数残すことになったのである。しかも、私がただの1度も「会議」に出席しない中で「議員辞職勧告決議」を提出し可決するという他の議会が知れば唖然とするような事実を残したのである。

この「メモ」にしてもごちゃごちゃ感ありというか…ほとんどが、「私への会議出席要求を私が欠席意向届けを出し拒否」というパターンの繰り返しであった。9月議会中も複数回、私への「懲罰」を前提とした調査委員会が開かれているが、それを除いても8回。この中にはやむを得ず8/6臨時会本会議欠席という選択肢をとった会議も含まれるが、異常な回数である。

議会運営委員会・全員協議会、すべて私は出席要求に対し「欠席届」を出している。なのに、議会は執拗に会議を設定し、通知文を出してきた。一覧を見てわかるとおり、私は9/11、久山町長選挙立候補予定者説明会に出席している。彼らの狙いはここにある。「妨害」である。一丸となっての妨害行為。私を出させないということよりも、私が今問題視し、追及していることが彼ら既得権益を持つ側に、私が想像している以上に脅威になっているということの現れだろう。


カラクリはまた時を経て明らかにされる日が来るだろうから、ここでは深く言及しない。しかし、4年前に出馬した人間にこのタイミングで仕掛けてくることは妨害行為以外の何物でもないと言わざるを得ない。


私は直前まで「久芳町長は辞めないだろう」と言った。ある意味これは外れではない。これも後々言及したい。


2.議運委員長からの「議運出席の依頼」TEL
200630阿部哲議運委院長との電話やり取り

このメモは令和2年6月30日、私の携帯に阿部哲議運委院長が電話してきた時のやり取りを再現したもの。あくまで彼は「お願い」として私に議運への出席を打診している。それを私がNOと言ったため、打診が要請へ、そして彼が事務局職員に持たせた文書では「要求書」と飛躍している。佐伯を自分たちの土俵に乗せて何とか料理できたらという魂胆がありあり。多勢に無勢、私は彼らの思惑、政争の具に乗る意思・選択肢はない。それが、結局彼らが私に対して行き着くところの処分「議員辞職勧告決議案」を出させた要因であろう。

2006307.1議運出席要求書

3.7/1議運への出席要求書

令和2年7月1日の阿部晢議運委員長による議会運営委員会への私に対する「出席要求書」

阿部晢議運委員長の「お願い」の電話が電話を切るころには「出席要請」の語気に、そして実際受け取った文書は「出席要求書」になっている。しかも今日の明日。人を違法でもやった人間と間違えていないか?補助金目的外使用の責任者である久芳菊司町長や元担当課長 佐伯久雄副町長を議運に呼び、事情を聴くならわかるが。何の権限で?

  今のA4サイズに変えてからの議会報告、
 一挙に公開します





①令和元年9月17日号
①オモテ  ①ウラ

②令和元年10月30日号
②オモテ  ②ウラ

③令和元年11月14日号(1面刷)
③(1面刷)

④令和2年2月4日号
画像  ④ウラ

⑤令和2年2月13日号(1面刷)
画像

⑥令和2年3月18日号
⑥オモテ  ⑥ウラ

⑦令和2年4月24日号
⑦オモテ  ウラ⑦

⑧令和2年5月24日号
オモテ⑧  ⑧ウラ

⑨令和2年6月10日号
オモテ⑨  ⑨ウラ

⑩令和2年7月2日号(上山田区限定版1)
⑩オモテ  画像

⑪令和2年7月28日号(上山田区限定版2)
オモテ⑪  ⑪ウラ

⑫*令和2年8月7日号(*7/2上山田区版と同内容:一部見出しのみ替え、町内版とした)
⑫オモテ  ⑫ウラ

⑬令和2年8月18日号(一部新聞折り込みにて発行)
⑬オモテ  ウラ⑬

⑭令和2年9月18日号(一部新聞折り込みにて発行)
画像  画像

⑮令和2年10月7日号(一部新聞折り込みにて発行)
⑮オモテ  画像

⑯令和2年11月12日号
⑯令和2年11月12日号オモテ  ⑯令和2年11月12日号ウラ