西村町長の「補助金目的外使用」追及回避テクニックはこれ
「目的外使用」だけでなく、昨年12月「久山道の駅事業」=山の神の土地の答弁にも随所にちりばめていた
これだといつまでたっても実態解明に至らない
▷最後は「勝手に話をまとめてしまう」形へ
こうした追及回避術を常に念頭に置いて西村町長の一般質問にのぞむ必要がある
昨年12月、初めて一般質問で「久山道の駅事業」「補助金目的外使用」(地域住宅モデル普及推進事業)という、西村町長が役場職員時代の同時期担当した、2つのテーマについて質した。しかし、いずれも私が期待した答えは返ってこず、久芳前町長の答弁を踏襲したもの。
「久山道の駅事業」についての「論点ずらし」はまた改めて述べたい。
その時、テクニックとして使われたのがこの手法。
「弁護士だけが知っている 反論する技術」(木山泰嗣 著:ディスカヴァー・トゥエンティワン社)▷3バージョンある。左がオリジナル版、真ん中がハンディ版・右にA4サイズムック版もある。▷佐伯はその都度使い分けている ▷議場ではA4判が提示しやすく、HP引用はハンディ版(新書版)が引用しやすい。
▷そもそも何なのか訊く(質問する) :一般質問する私に反問権で逆に質問することで、相手の言い間違いも誘発できるし、時間稼ぎできる等。
2-2▷何でもいいから訊きまくる(質問しまくる):3月議会一般質問の後半部で見受けられた。私佐伯がやってる調査は個人の調査か?の旨。
2-2 ▷事実を起きた順に淡々と伝える:「県と協議しモデル住宅を使用した」の部分がまさにそれ。▷「県と協議し使用」「新聞社より記事へのクレーム」の場面、協議はしていないが別件で話をした「事実」を淡々と説明。「新聞記事」の場面も同様。
▷勝手に話をまとめる:私が列挙した「解明されていない問題」を{法律の問題」=司法、裁判で争う問題だと答弁した場面等。
▷単に質問の論点をずらすという回答だけでなく、色々な手法がある。しかしこれは真摯(しんし)な答弁とは決して言えない。
▷久芳前町長の「ご飯論法」答弁もこの類いであった。 西村町長は最後に「今後はこのようなことがあれば…」と前向きな答弁を加えるため、真摯に答えているようにみられてしまうが、大事なのは「今後あった場合」ではなく、平成26年の「不祥事」の解明である。
ここでは1つ1つとりあげない、②の西村町長の3月議会答弁解説を参照してもらいたい。
6/4一般質問用に解析したA4ペーパーが数枚ある。「行政上の処理」のペーパーしか使わなかったが、用意していたものをここでピックアップし掲載する。
▷詳細は次の②西村町長の3月議会答弁解説へ続く